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2018/12/07

<フォトニュース> 気象観測「千里眼衛星2A号」打ち上げ

気象観測「千里眼衛星2A号」打ち上げ

 KAIST(韓国科学技術院)の人工衛星研究所によると、気象観測衛星「千里眼衛星2A号」が5日午前5時37分、仏領ギアナのギアナ宇宙センターから欧州アリアンスペースのロケット「アリアン5」で打ち上げられた。

 約34分後、千里眼2A号はロケットから切り離されると、その5分後にオーストラリア・ドンガラにある地上局と最初の交信を行った。千里眼2A号は、2011年7月から韓国航空宇宙研究院や韓国航空宇宙産業などが開発に当たってきた静止衛星。開発着手から7年6カ月での打ち上げ成功となった。

 千里眼衛星2A号は、従来の千里眼1号よりも解像度が4倍細かく、高画質のカラー画像を10分ごとに伝送することができる。特にこれまで予報が難しかった局地的な集中豪雨の状況を観測することができ、少なくとも2時間前には探知が可能となる。来年7月から気象サービスを提供し、10年間にわたり、韓半島周辺の気象を観測する。