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2024/04/26

<トピックス>私の日韓経済比較論 第132回 進むウォン安    大東文化大学 高安 雄一 教授

  • 私の日韓経済比較論 第132回 進むウォン安    大東文化大学 高安 雄一 教授

    たかやす・ゆういち 1966年広島県生まれ。大東文化大学経済学部社会経済学科教授。90年一橋大学商学部卒、同年経済企画庁入庁、2000年在大韓民国日本国大使館二等書記官、00~02年同一等書記官。内閣府男女共同参画局などを経て、07~10年筑波大学システム情報工学研究科准教授。

◆米国の根強いインフレ基調、中東情勢の緊張で◆

 ウォン安がまた進んでいる。この要因としては中東情勢の緊張が高まったことが挙げられている。具体的には、4月1日に起きたシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館領事部への爆撃に端を発し、イランがこれに対してイスラエルに報復攻撃をし、さらにイスラエルがイランに対し報復攻撃を行った。この一連の出来事により中東情勢の緊張が高まっているわけである。


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