ここから本文です

2024/05/17

<トピックス>切手に見るソウルと韓国 第161回 特別送達用3550㌆切手 郵便学者 内藤 陽介 氏

  • 切手に見るソウルと韓国 第161回 特別送達用3550㌆切手 郵便学者 内藤 陽介 氏

    ないとう・ようすけ 1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。日本文芸家協会会員、フジインターナショナルミント株式会社・顧問。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を研究。

  • 切手に見るソウルと韓国 第161回 特別送達用3550㌆切手 郵便学者 内藤 陽介 氏

    大韓帝国国璽(皇帝之寶)を描いた3550㌆切手(14年)

 韓国の裁判所ネットワークが約2年間にわたり北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」によるとみられるサイバー攻撃を受け、個人情報を含む大量のデータが流出していたことが、韓国警察庁が他機関との合同捜査結果として明らかになった。

 韓国の裁判所は、ソウルの大法院(最高裁判所に相当)の下に5大都市の高等法院(高等裁判所)があり、その下に18カ所の地方法院(地方裁判所)がある三審制を採っている。

 このほか、家庭法院(家庭裁判所)、行政法院のような専門的管轄を有するいくつかの法院や全国103カ所の市郡法院(日本の簡易裁判所に相当)が設置されており、市郡法院では、争われる金額が2000万㌆を超えない小規模な訴訟事件、または量刑の上限が30日の拘留若しくは20万㌆を超えない罰金であるような軽罪の即決審判といった、比較的軽微な事件を扱っている。


つづきは本紙へ