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2006/02/24

<韓国経済>東海で新ガス田発見

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    ボーリングでガスが噴出した「コレ14鉱区」

 韓国石油公社は、東海(日本海)で1日22万㌧程度の液化天然ガス(LNG)を生産できる新たなガス田「コレ14鉱区」を発見したと発表した。これは1998年6月の「東海-1ガス田」と昨年3月の「コレ8鉱区」に続く国内の大陸棚で発見された3番目のガス田となる。

 新しいガス田は、「東海―1ガス田」の東南約11㌔の海上に位置する。今年1月末にボーリング作業を開始し、地下1761-1834㍍区間で幅約43㍍のガス層を発見した。新ガス田の埋蔵量は100億立方フイートで、ここから生産されるLNG(22万㌧)は、国内の4日分の消費量に相当する。これは蔚山市民が114日間使用できる量だ。

 「東海―1ガス田」の可採埋蔵量(2300億立方フイート)と比べると小規模ではあるが、「東海―1ガス田」および「コレ8鉱区」とパイプラインでつなぐことができるというメリットがある。

 石油公社は、今回の新たなガス田の開発で1億㌦前後の輸入代替効果が期待できるとみている。

 一方、蔚山沖東南58㌔の地点にある「東海―1ガス田」は2004年7月から1日あたり天然ガス5000万立方フイート、超軽質油1200バレルを生産している。昨年末現在の累積生産量は天然ガスが250億立方フイート、原油が59万バレルとなっている。