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2014/04/25

<韓国経済>危機対応から成長重視へ転換

  • 危機対応から成長重視へ転換

    金融協議会であいさつする李柱烈・韓銀総裁(左から2人目)

 新任の李柱烈(イ・ジュヨル)・韓国銀行総裁が市中銀行長ら金融界トップと会合を持つなど本格的な活動を開始した。韓銀本館で開かれた金融協議会では、「韓国経済の指標は良くなっているが、体感景気の好転にはつながっていない。体感景気のためには成長の質、そして雇用の質を高めなければならない」と強調し、今後の通貨・金融政策の方向として危機対応型から成長重視に転換する考えを明らかにした。

 李総裁は金融協議会の冒頭発言で、「今月10~12日までG20(主要20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議に参加したが、参加国の多くが大転換という表現を使った」と述べ、「これは世界経済の論点が過去の危機対応・金融安定から成長に転換していることを意味する」と説明した。

 世界経済の論点が過去の危機克服から成長に転換している点については、銀行長らと認識を共有した。

 今後、韓銀も成長重視の方向に進むことになるが、その際に解決すべき問題がある。世界経済は回復期に差し掛かっており、韓国も経常収支などマクロ指標は好転している。だが体感景気は依然として良くない状況にある。李総裁もこの点について、「特に自営業者をはじめとして4人以下の零細業者は景気回復を実感できずにいる」と指摘。その原因として「輸出主導型成長による成長の二極化、臨時職中心の雇用が原因になっていると見られる」と診断した。


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