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2017/05/12

<韓国経済>KOSPI(韓国総合株価指数) 連日、最高値を更新

  • KOSPI(韓国総合株価指数) 連日、最高値を更新

    KOSPIが連日高値をつけている。10日には一時的に2300を突破した

 ソウルの株式市場で連日、KOSPI(韓国総合株価指数)が過去最高値の新記録を更新し続けている。最初の最高値更新は連休前の4日。終値が2241・24で、2011年5月2日に記録した終値基準で過去最高値の2228・96はもちろん、取引中最高値の2231・47も上回った。連休明けの8日もKOSPIは上昇し、過去最高値を塗り替える2292・76で取引を終えた。さらに10日は大統領選の結果を好感し、取引開始早々に2300の大台を突破したが、終値は2270・12に下がった。11日は午後2時現在で2291・33をつけている。

 KOSPIが最高値を更新しているのは、世界経済の回復で輸出が好調を続け、国内企業の業績が好転しているからだ。また、外国人の手早い買い注文が続いていることも大きい。今後の見通しについても、大統領に当選した文在寅(ムン・ジェイン)政権は拡張的財政支出を約束しており、内需回復の期待感が高まっている。

 この間の株価上昇を主導したのは外国人投資家だった。8日の場合も、個人投資家が利益確定に動く中、外国人は5440億㌆を買い越した。機関投資家も850億㌆を買い越し、指数を引き上げた。

 米雇用統計が好調で、S&P500指数やナスダック指数が過去最高値を更新したことが好材料となった。外国人は4月20日以降の10営業日に有価証券市場で2兆6500億㌆の株式を買い越した。一連の外国人の買い攻勢を受け、同じ期間にKOSPIは7・2%上昇した。


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