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2018/11/30

<韓国経済>サムスン電子、全家電にAI「ビクスビー」搭載

  • サムスン電子、全家電にAI「ビクスビー」搭載

    音声認識サービスの会話型AI「ビクスビー開発者デー」で今後のビジョンを発表する鄭ウィソク副社長(ソウルCOEX)

 サムスン電子は、IoT(モノのインターネット)時代を迎え、2020年までに会話型AI(人工知能)の「ビクスビー」を自社の全ての電子機器に搭載する方針だ。この会話型AIは現在、スマートフォン「ギャラクシーS9」に搭載されているが、今後はテレビや冷蔵庫、エアコンなどあらゆる家電製品に順次搭載されることになる。同社はまた、ビクスビーのオープンプラットフォーム化を打ち出しており、他社の機器への搭載も可能となる見込みだ。

 サムスン電子無線事業部のソフトウエア・AIを統括する鄭ウィソク副社長は、ソウル市のCOEX(総合展示場)で開かれた「ビクスビー開発者デー」で、「2020年までにサムスン電子のすべての製品にビクスビーが搭載される。当社は毎年、家電製品を5億台販売しているが、20年にはビクスビーで接続される製品がさらに増える」と発表した。

 ビクスビーは、コンピュータがユーザーの発話を解釈し、音声で指示されたさまざまな操作を実行できる音声アシスタント機能の開発名。さまざまな製品に使うことができる唯一のAIのプラットフォームだ。鄭副社長は「ビクスビーを全ての機器が相互に動作するインテリジェンスプラットフォームに発展させる。ビクスビーの高度化とIoTなどに2020年までに220億㌦を投資する計画だ」と明らかにした。


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