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2023/03/03

<鳳仙花>◆在日コリアン描いた作品が話題に◆

 在日コリアンを描いた日本の劇団の作品が相次いで上演され、静かな話題を呼んだ。

 先日公演が終わった『長い長い恋の物語』は、1930年代の大阪を舞台に、先に日本に来ていた兄を頼って韓半島から渡ってきた青年が日本で生きる姿が描かれた。兄から、日本名を名乗る、差別に耐える、にんにくを食べないことなどを教えられるシーンが印象的だ。ある年齢以上の在日なら、「在日がばれないようにした」経験を持っていることだろう。物語は、青年が勤務先の社長令嬢とひかれ合いながらも、それぞれ別の家庭を持ち、その後、不思議な縁で再会するまでの数十年間を、いまも残る差別とともに描き出した。


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