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2014/10/31

<在日社会>世越(セウォル)号沈没事故、船長に死刑求刑

  • 世越号沈没事故、船長に死刑求刑

      公判前に光州地方検察庁の拘置所に入る李ジュンソク被告

 4月16日、珍島沖で起きた旅客船・世越号の沈没事故で、乗客を救助せず脱出したとして殺人罪などに問われた同船船長の李ジュンソク被告らに対する論告求刑公判が27日、光州地裁であった。検察は李被告に死刑を求刑して、結審した。

 求刑公判では、同じく殺人罪などで起訴された1等航海士、2等航海士、機関長に対しては無期懲役を、残り11人に対しては懲役15~30年を求刑した。

 検察側は、李船長は船の総責任者として乗客が全員避難するまで船舶を降りてはならないという船員法の義務を怠ったとした上で、救助措置や被害を少しでも防ぐ努力を一切行わなかったと主張した。

 さらに、沈没する可能性や乗客らが船内に待機している状況を認識しながら、乗組員として本来の義務と責任を放棄し、惨事を招いたと指摘した。そして、犯罪の性質や船舶における地位と権限、法廷での態度などを勘案して、死刑を求刑したと説明した。


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