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2017/07/14

<総合>文在寅大統領、G20で国際舞台デビュー

  • 文在寅大統領、G20で国際舞台デビュー

    ドイツ・ハンブルクで開かれたG20首脳会議。前列中央が文在寅大統領

 文在寅大統領がドイツで開かれたG20(主要20カ国・地域)首脳会議で国際舞台にデビューした。韓国新政権が進めている①人への投資②公正な経済③革新的な成長を柱とする経済政策を紹介し、各国首脳から高い関心が寄せられた。また、保護貿易主義に反対する姿勢を鮮明にし、G20内の保護貿易の動きを牽制した。ドイツ訪問中、9カ国と首脳会談を連続的に行い、北朝鮮問題以外では、経済をはじめ協力関係構築に成果をあげた。

 文大統領は、5日にドイツを公式訪問、ベルリンでメルケル首相との会談後、ケルバー財団の依頼で行った講演で対話を重視した「韓半島の平和構想」を提示した。その後、港湾都市ハンブルクに移動、G20首脳会議に臨み、10日帰国した。

 このドイツ訪問で、文大統領は各国首脳と連続会談を行い、存在感を示した。首脳会談を行ったのは、メルケル首相のほか、中国の習近平国家主席、安倍晋三首相、ロシアのプーチン大統領、インド、フランス、オーストラリア、ベトナム、カナダの計9カ国。北朝鮮問題を協議する韓日米の3カ国首脳会談も行い、「圧力をかけ続けるが、平和的な解決という原則も維持する」ことで一致した。また、国連のグテーレス事務総長、世界銀行のキム総裁、EU(欧州連合)のトゥスク大統領ら国際機関のトップとも個別に会談した。


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