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2019/03/08

<総合>韓国、国民所得3万㌦時代に突入

  • 韓国、国民所得3万㌦時代に突入

 韓国が国民所得3万㌦時代に突入した。韓国銀行が発表した「2018年国民計定(暫定)」によると、昨年の1人当たり実質GNI(国民総所得)は3万1349㌦を記録した。先進国入りの目安とされる3万㌦を超えるのは初めて。06年に2万㌦を突破してから12年。途上国で初めて1000㌦を突破した1978年から40年で30倍に増やした。驚異の所得増大だ。だが専門家の多くが「所得は増えたが、貧富の格差は深刻だ。二極化是正がますます重要な課題になっている」と指摘している。

 韓銀発表の昨年の1人当たりGNIは、ウォン基準で3449万4000万㌆。前年比2・5%増だ。これは国民が国内外で稼いだ総所得を人口で割った数値で、一国の国民の生活水準を把握する指標として使われる。

 3万㌦は一般的に先進国入りの基準とされる。人口5000万人以上で3万㌦を達したのは米国、ドイツ、英国、フランス、日本、イタリアに次いで7カ国目だ。スウェーデンやシンガポールなどは3万㌦を超えるが、人口が少ない。人口が多いほど国民所得は上がりにくいとされる。


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