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2019/06/07

<総合>航空業界の国連総会、IATA総会ソウルで初開催

  • 航空業界の国連総会、IATA総会ソウルで初開催

    世界の航空関係者が集結したIATA総会。大韓航空の趙源泰会長は新任の執行委員に選ばれ、今後の航空業界をリードする立場に

 航空業界の国連総会と呼ばれるIATA(国際航空運送協会)の第75回総会が1日から3日間、ソウルのCOEX(韓国総合展示場)で開かれた。総会には世界120カ国・地域の航空会社290余社から約1000人が参加。大韓航空の趙源泰(チョ・ウォンテ)新会長が議長を務め、乗客の顔認証など生体情報を使った手続きの簡素化や手荷物追跡システム導入を促す決議案などを採択した。また、環境保護、障害者の移動する権利の拡大に関する決議案も採択した。

 IATAは1945年4月に世界の航空運送産業の発展を目的に設立した国際協力機構だ。現在、120カ国の航空会社287社がメンバーとして加入。これら航空会社の旅客・貨物の輸送量は、世界の航空輸送の82%を占めている。韓国は89年に初加入した大韓航空をはじめ、アシアナ航空、イースター航空、済州航空、ジンエアー、ティーウェイ航空など6社が会員登録されている。

 韓国で総会が開かれるのは今回が初。開幕式でIATAのアレクサンドル・ドゥ・ジュニアック事務総長は「彼は世界の航空業界の発展に多くの寄与をし、我々がソウルに集まるのにも大きな役割を果たした」と大韓航空の故趙亮鎬(チョ・ヤンホ)前会長に黙とうを捧げるよう提案し、参加者たちは一斉に立ち上がり故人を追慕した。


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