ここから本文です

2019/11/15

<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第48回 韓日両国の迅速な関係改善を願う                                                     ニッセイ基礎研究所 金 明中 准主任研究員

  • 曲がり角の韓国経済 第48回 韓日両国の迅速な関係改善を願う                                                     ニッセイ基礎研究所 金 明中 准主任研究員

    キム・ミョンジュン 1970年仁川生まれ。韓神大学校日本学科卒。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て現在、ニッセイ基礎研究所准主任研究員。

◆相互理解のため更なる努力が必要◆

 日本政府が7月に韓国向け輸出管理の運用見直しを発表してから、韓国では日本製品に対する不買運動が広がっており、3カ月が過ぎたが、いまだ衰えを見せていない。韓国の世論調査会社リアルメーターは7月から不買運動の参加率を調査しており、9月19日時点で合計6回の調査が行われた。不買運動の参加率は、第1回目の調査(7月10日)の48・0%から上昇し続け、第6回目の調査(9月19日)では65・7%まで上昇している。

 一方、参加していない人の割合は同期間に45・6%から25・5%に大きく低下した。男女別には女性が67・1%で男性の64・3%より高く、地域別には江原道が77・0%で最も高い一方、京畿道・仁川は59・9%で最も低く、地域間の差がはっきり現れた。


つづきは本紙へ


バックナンバー

<オピニオン>