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2024/03/09

<オピニオン>韓国企業と日本企業 第137回 サムスン財閥のグローバル戦略と未来構想  多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

  • 韓国企業と日本企業 第137回 サムスン財閥のグローバル戦略と未来構想  多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

    キム・ミトク 1962年兵庫県生まれ。早稲田大学院国際経営学修士・国際関係学博士課程修了。㈱三井物産戦略研究所を経て多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科(修士・博士課程)教授。業績:書籍9冊、論文・学会発表13件、三井物産向けレポート297本、論文指導数430本、論考・メディア200件、講演72件、テレビ・ラジオ出演多数。

◆半導体で韓日台の連携模索を◆

 サムスン財閥は、韓国財閥1位(資産総額54兆円)であり、2022年売上高は過去最高の40兆円に達した。中核企業であるサムスン電子は、23年売上高が前年比14%減の29兆2000億円、営業利益が同84・9%減の7400億円であった。営業利益は半導体などのDS部門は赤字であったが、DX部門(家電・IT・モバイル)、サムスンディスプレイ社、ハーマンインターナショナル社(80億㌦で買収したオーディオ機器など製造・販売する米国企業)は黒字であった。また、23年通年の設備投資額は、5兆9825億円であった。

 サムスン電子のグローバル戦略の特徴は、以下の通り。①サムスン電子のグローバル半導体戦略は、中国江蘇省蘇州市に半導体後工程工場を有している。また、中国陝西省西安市の工場には3兆3000億円を投資し、NAND型フラッシュメモリの40%を中国工場で製造している。さらに、韓国内には京畿道華城市と京畿道平澤市(世界最大規模)に半導体工場がある。


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