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2020/08/21

<オピニオン>転換期の韓国経済 第126回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

  • 転換期の韓国経済 第126回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

    むこうやま・ひでひこ 1957年、東京生まれ。中央大学法学研究科博士後期課程中退、ニューヨーク大学修士。証券系経済研究所などを経て、2001年より(株)日本総合研究所勤務、現在調査部上席主任研究員。中央大学経済学部兼任講師。主な著書に「東アジア経済統合への途」など

  • 転換期の韓国経済 第126回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

◆米中摩擦の間隙縫い圧倒的優位狙う◆

 韓国では昨年末、5Gの普及と第4次産業革命の進展に支えられて半導体の輸出が伸び、20年には景気回復が進むと予想された。このシナリオを狂わせたのがコロナショックである。中国で始まった新型コロナウイルスの感染が世界中に広がるなかで、各国で外出自粛やロックダウン措置がとられ、国境を越えた人の移動がほぼストップした。韓国への訪問客数は3月以降90%以上の減少となり、輸送・観光業界が打撃を受けている。


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