ここから本文です

2022/07/29

<オピニオン>韓国経済講座 第250回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

  • 韓国経済講座 第250回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

    かさい・のぶゆき 1948年、神奈川県横浜生まれ。国際開発センター研究員、ソウル大学経済研究所客員教授、秀明大学教授。アジア経済文化研究所筆頭理事・首席研究員、育秀国際語学院学院長

  • 韓国経済講座 第250回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

◆物価上昇は誰の仕業?◆

 インフレが止まらない。6月の消費者物価上昇率が対前年同期比6・0%で、23年7カ月前の通貨危機以来の高水準を記録したと統計庁が発表した。およそ四半世紀も経験していなかった高インフレだ。一般に原因はウクライナ戦争とサプライチェーンの崩壊といわれる。確かに石油・ガスなどのエネルギーや小麦・食用油などの食料品などの価格上昇の要因はそこに求められている。つまり輸入物価の上昇が消費者物価を押し上げていることは間違いない。

 企画財政部の物価統計によると、6月の全体物価の上昇率は対前年同期比で6・0%であるが、個別製品で見ると工業製品(9%)の中の石油製品が39・6%と飛びぬけて高い。5月でも34・6%と30%台の上昇が続いているのだ。他の項目では、電気・水道・ガスのライフラインが5月9・6%、6月も9・6%の増加、個人サービスに分類される外食が5月7・4%、6月8・0%増と高く、農畜水産物も5月4・2%、6月4・8%の上昇率である。


つづきは本紙へ


バックナンバー

<オピニオン>