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2023/05/26

<オピニオン>転換期の韓国経済 第159回                                                       中央大学経済学部 向山 英彦 非常勤講師

  • 転換期の韓国経済 第159回                                                       中央大学経済学部 向山 英彦 非常勤講師

    むこうやま・ひでひこ1957年、東京生まれ。中央大学法学研究科博士後期課程中退、ニューヨーク大学修士。証券系経済研究所などを経て、2001年より22年まで(株)日本総合研究所勤務。中央大学経済学部非常勤講師。主な著書に「東アジア経済統合への途」など

  • 転換期の韓国経済 第159回                                                       中央大学経済学部 向山 英彦 非常勤講師

◆どうなるサムスンの中国半導体事業◆

最近、半導体産業の動きに関心が集まっている。米国では中国に依存しないサプライチェーンの構築に協力して、ファウンドリー(受託生産)世界最大手のTSMC(台湾)とサムスン電子が工場を建設する。日本ではTSMCが熊本に工場を建設するほか、ラピダスが米国のIBMとベルギーのimecの技術協力を得て、北海道に最先端半導体の工場を建設する。さらに最近、サムスン電子が日本に半導体の研究開発拠点を設ける計画を打ち出した。一連の動きの根底には、米中覇権競争下で経済安全保障の観点から半導体の生産・供給を安定化させる狙いがある。


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