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2024/01/19

<オピニオン>転換期の韓国経済 第167回                                                       中央大学経済学部 向山 英彦 非常勤講師

  • 転換期の韓国経済 第167回                                                       中央大学経済学部 向山 英彦 非常勤講師

    むこうやま・ひでひこ1957年、東京生まれ。中央大学法学研究科博士後期課程中退、ニューヨーク大学修士。証券系経済研究所などを経て、2001年より22年まで(株)日本総合研究所勤務。中央大学経済学部非常勤講師。主な著書に「東アジア経済統合への途」など。

◆輸出・投資面で進む「脱中国」◆

 韓国や台湾などの東アジアでは「脱中国」(過度な中国依存の是正)の動きが広がっている。米中覇権競争と不動産不況に端を発する中国経済の変調を契機に、中国への輸出と投資にブレーキがかかり、対中依存度が低下した。

 その一方、輸入面では昨年対中依存度が上昇したほか、第三国での中国企業との競争が激化している。

 以下で、「脱中国」をめぐる動きを複眼的に捉えてみよう。

 「脱中国」の動きは輸出・投資面で進んでいる。対中輸出依存度は韓国で2022年の22・8%から昨年19・8%へ(ピークの18年からは7㌽の低下)、台湾で38・8%から35・2%へ低下した。

 韓国ではかなり前から米国が中国に代わり最大の投資先になったが、台湾でも昨年対中直接投資が激減して、米国が最大の投資先になった。


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