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2020/06/26

<随筆>◇韓国ドラマ『愛の不時着』◇  広島大学 崔 吉城 名誉教授

 『愛の不時着』。3日間、集中して鑑賞した。ドラマより急変する劇的な韓国、NHK朝の番組で漫画家、東村アキコ氏は「韓国は面白い」「韓国ドラマは面白い」「韓国が好き」だと言っておられた。韓国のドラマの面白さの根源はその社会、政治状況そのものからであろう。38度線、休戦線、軍事境界線から悲劇と緊張のJSA、トンネル等々、板門店旅行が盛んに行われたが今では薄れていく。しかし死線ともいわれた軍事境界線、DMZの緊張感、天然動物保存云々、風船も風に乗って飛んで行く。


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