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2020/07/17

<随筆>◇ソウルからのメール◇  広島大学 崔 吉城 名誉教授

 ソウルの友人・李相日氏からメールが来た。彼とは1960年代から調査旅行に同行したこともあり、研究会を含め多く議論してきた。今度、彼はソウルで翻訳書を出版し、私は新著『帝国日本の植民地を歩く』を出したので交換し、書評を書くことになり、早速拙著を送った。

 その発端から激しい論争が続いている。私より年配で日本語が堪能な彼は感想をハングルで送ってきた。5回分のまとめの部分を私が訳し、その書評を、出版社を通してアマゾンに載せた。再び李氏からメールが届いた。


つづきは本紙へ