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2022/10/28

<随筆>◇本国で起業・娯楽情報誌を発行◇ 海龍 朴 仙容 相談役

 ロシアとウクライナの紛争が長期化し、日々、戦争の惨事を知らされ、憂鬱な日が続く。国連の紛争沈静化決議も不発、戦争終結の兆しはない。東アジアにおいても、北朝鮮が怪しい動きをしている。歳を重ね「古希」を過ぎ、やっと日本生活になじみ、余生を気楽に過ごしているのに、この頃の憂鬱さは、暗い過去を思い出し、マイナス思考に落ち、在韓時代の苦い思い出をよみがえらせる。

 40歳の時、ソウルで出版社を設立(1989年)。翌年、国際青年娯楽情報誌「HOTWIND(雑誌)」を創刊した。初版の発行部数は7万部、韓国出版界の常識を無視した挑戦だった。


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