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2023/02/10

<随筆>◇三人三様の人生◇呉 文子さん

 歳末の喧騒の中、私とSは韓国から訪れたKを東京駅で迎えた。とても85歳には思えないルックスに一瞬あ然としたが、それなりにサマになっているから不思議。人生の最終章を迎えて、ますます輝いているK。三人で会ったのは一年ぶりだろうか。

 挨拶もそこそこにSが予約してくれた丸ビルの和食レストランへと向かった。久しぶりにゆっくりと食事をし、近況を語り合った。


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