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2014/03/21

<Korea Watch>ウエアラブル競争時代が幕開け

  • ウエアラブル競争時代が幕開け

    サムスン電子のウエアラブル端末。今後のトレンドに注目が集まっている

◆スマホに代わる新市場に各社参入◆

 身に着けて使用する「ウエアラブル端末」は、これまでベンチャー企業を中心に発展してきたが、今年から本格的に世界的なメーカーが続々と参入するなど、本格的なウエアラブル端末競争時代が幕開けした。一人一台のウエアラブル時代を迎え、同市場に参入した企業は、サムスン電子をはじめ、インテル、グーグル、ソニー、クアルコム、ファーウェイなど10社を超える。ここにアップルが今年の下半期に新しいウエアラブル端末を発表した場合、競争の激化は避けられない見通しだ。

 市場調査会社のカナルリースは、ウエアラブル端末を重要技術として規定し、1700万台以上の腕時計型端末が発売されると予測した。また、他の調査機関IMSリサーチは、世界のウエアラブル市場は、2011年には20億㌦に過ぎなかったが、16年には67億㌦まで増えるなど、毎年27%の成長を見込んでいる。

 一方、先月閉幕した世界最大の携帯電話見本市「モバイルワールドコングレス(MWC)」でICT(情報通信技術)企業やと通信事業者の関心は新型スマートフォン(高機能携帯電話)より、腕時計型ウエアラブル端末がどこまで進化したかということだった。

 SKテレコムの関係者は、「1月上旬の米ラスベガス家電見本市CESから2月下旬のスペイン携帯電話見本市MWCまで約2カ月の間にも多くの変化を感じた。CESではスマートフォンとの連携を強調した半面、MWCではその連携に何をプラスするかに対する成長を見出すことができた」と話した。また、サムスン電子の関係者は、「スマートフォン市場が初めの導入期から成熟期まで時間がかかったように、ウエアラブル端末も時間がかかるだろうが、潜在力は非常に大きい。サムスン電子はウエアラブル端末の開拓者的存在となるだろう」と強調した。


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