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2015/01/30

<Korea Watch>揺らぐサムスン共和国 第11回                                                                  日韓産業技術協力財団 石田 賢 氏

  • 揺らぐサムスン共和国 第11回

◆巨額投資、半導体への賭け①◆

 サムスン電子の四半期報告によれば、これまでの牽引役だったスマホ中心の無線事業部(IM部門)の収益急落とは反対に、サムスン電子全体に占める営業利益の中で、半導体部門の比重が最近3年間急激に高まっている(図表①)。

 金融監督院の資料では、2012年には全体営業利益の14・4%(4兆1737億ウォン)を占めていた半導体の営業利益水準が、13年18・7%(6兆8870億ウォン)、14年第1~3四半期には30・7%(6兆700億ウォン)と16・3ポイントも比重を高めている。今日再び、半導体の躍進にサムスン電子の命運がかかってきた。

 だが半導体の事業環境は厳しい。内部事情をみると、サムスン電子のスマホやタブレット型端末の販売不振は、非メモリー半導体からディスプレーまで、社内の関連事業を直撃している。

 スマホの頭脳といわれる非メモリー半導体のアプリケーションプロセッサー(AP)、スマホ画面に採用される省電力のAMOLED(アクティブマトリックス有機発光ダイオード)パネルなども生産を縮小している。


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