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2015/10/23

<Korea Watch>輸出停滞で成長寄与度低下

◆現代研究研が報告書「ICT産業の発展課題と示唆点」◆

 現代経済研究院は、報告書「ICT(情報通信技術)産業の発展課題と示唆点」を発表し、韓国ICT産業の輸出市場でのシェアが足踏み状態にあると指摘した。また、その一方で、韓国経済のICT産業への依存度の高さを指摘した。

 2013年基準で韓国は総付加価値のうちICT部門が占める付加価値割合が10・7%でOECD(経済協力開発機構)加盟国で最も高い。2位は日本で7・02%、OECDの平均は5・5%だ。韓国ICT産業は輸出全体のうち約30%を占めている一方、最近になりICTの経済成長への寄与度が落ち、輸出シェアが停滞している。

 ICT部門投資のGDP(国内総生産)寄与度は金融危機前の01~07年が平均0・31%から08~12年には0・11%まで下落した。これは、主要国の中で日本(0・25%減)に次ぐ下落幅だ。韓国は、ICT輸出が01~13年の間に年平均7・5%増加したが、輸出先での市場シェアが01年に5・5%、07年6・8%、13年6・7%とほぼ停滞している。そこで、本研究では韓国ICT産業の発展課題をインフラ、活用、成果の側面から分析する。

 発展過程をインフラ面からみると、まずICT基盤の経済活動に必要な機器の普及率などが高くなく、消費者よりも企業のアプローチに基づいており水準が相対的に低い。世界経済フォーラムのネットワーク準備指数と関連するインフラストラクチャー指数が韓国は143カ国中11位(15年)、国際電気通信連合のICT発展指数で韓国は166カ国中8位(14年)、国際インターネットアドレス管理機構によるインターネットの活用し易さを示したインターネット・フリクション指数で韓国はインフラ部門のランキングが65カ国中11位(15年)にとどまっている。

 また、米国国立科学財団が主要9カ国のICTインフラレベル(11年)を消費者、企業部門に分けた評価で韓国は、消費者インフラが1位である一方、企業インフラは7位だった。


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