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2023/03/24

<Korea Watch>揺らぐサムスン共和国 第109回                   国士舘大学経営学部客員教授 石田 賢 氏

  • 揺らぐサムスン共和国 第109回                   国士舘大学経営学部客員教授 石田 賢 氏

◆脱中国に動くサムスンSDIのバッテリー事業(3)◆

 2022年8月にバイデン大統領により署名・成立した「インフレ削減法(IRA)」により、バッテリーの素材と部品の制約条件を満たした電気自動車(EV)を新車で購入した場合、7500㌦の補助金が付与される。そのうち半分の3750㌦は、北米または米国と自由貿易協定(FTA)を結んだ国で、鉱物が採掘されていることを条件とするとともに核心素材の40%以上(29年までに100%)が使用されたバッテリーを条件としたケースのみに適用される。このためEV用バッテリー市場の獲得のため、完成車メーカーの工場に近くにバッテリー工場を設立するだけでなく、中国を排除した効率的なサプライチェーンの構築に向けて熾烈な争いが、日韓中で展開されている。


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