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2023/04/21

<トピックス>切手に見るソウルと韓国 第148回  世界最古の金属活字印刷本  郵便学者 内藤 陽介 氏

  • 切手に見るソウルと韓国 第148回  世界最古の金属活字印刷本  郵便学者 内藤 陽介 氏

    ないとう・ようすけ 1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。日本文芸家協会会員、フジインターナショナルミント株式会社・顧問。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を研究。

  • 切手に見るソウルと韓国 第148回  世界最古の金属活字印刷本  郵便学者 内藤 陽介 氏

    『直指』の表紙など描いた切手(05年)

◆「直指」が50年ぶりにフランスで一般公開◆

 4月12日からパリのフランス国立図書館で開催中の「印刷する!グーテンベルクのヨーロッパ」展(7月16日まで)で、世界最古の金属活字印刷本として知られる『白雲和尚抄録仏祖直指心体要節』(以下、『直指』)が50年ぶりに一般公開されている。

 『直指』の著者、白雲和尚景閑は高麗の忠烈王16(1298)年生まれ。元代の中国に渡って仏教を学び、海州の安国寺と神光寺の主持を歴任した後、恭愍王21(1372)年、成佛山で、中国で学んだ『仏祖直指心体要節』の内容に大幅に加筆し、禅の要諦を悟るために必要な内容を『直指』上下二巻としてまとめた。その2年後の恭愍王23(1374)年、驪州の鷲岩寺で没した。


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