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2005/03/04

<韓国文化>在日の生活を詠む

 「在日の時調の会」(金七奎・代表幹事)が、「在日の時調」第6集を3月1日に発行した。会員の力作のほかに、2004年9月5日に行われた埼玉県日高市の高麗山聖天院勝楽寺での「第3回・在日韓民族無縁之慰霊碑・日韓親善献歌祭」で読まれた詩も記載されている。

 時調は韓国の伝統的定型詩をもとにしており、1行20字前後で3行を1首とし連作も出来る。ハングルや日本語のほか、英語を使うことも可能だ。表現方法が自由なので、簡単に作詞できるのが特長。時調は心のアルバムといわれ、日記をつづる要領で簡単に作ることが出来る。

 「在日の時調第1集」が発行されたのは2000年3月で、以後毎年3月に刊行している。今回が第6集だ。また2001年12月には金剛学園、東京韓国学園、宝仙小学校の3つの小中学校の生徒作品集も出版している。作詩することで、子どもたちの感受性が高まったと評価された。

 第6集には、この間の韓流ブームを詠んだ作品などが掲載されている。頒価は1000円(送料込み)。また希望者は、国籍・年齢を問わずだれでも会員になれる。年会費は3000円。問い合わせは〒210-0846川崎市川崎区小田1-13-4金方、「時調(三行詩)の会」幹事会事務局。FAX044・355・6907。