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2010/07/09

<韓国文化>韓国の人気ベストテン

  • 韓国の人気ベストテン

◆映 画◆

 いい男との出会いを夢見る田舎娘がミステリアスな男と偶然の出会いを果たすも、その男がスパイだったために大騒動に巻き込まれるアクション・コメディー『ナイト&デイ』が初登場1位に。トム・クルーズとキャメロン・ディアスが『バニラ・スカイ』以来の共演。アイルランドやスペインなどを舞台に命懸けのアドベンチャーに挑む男女をコミカルに演じる。

 制作段階より海外から買い付けられるなど、話題の戦争映画『砲火の中へ』が2位に。1950年8月10日に、数百人の北朝鮮精鋭軍と71人の韓国の少年学徒兵の間で起こった12時間の激しい戦闘を描いた作品。

 『サヨナライツカ』の李宰韓(イ・ジェハン)監督がメガホンを取って、クォン・サンウやチャ・スンウォン、キム・スンウ、ビッグバンのT.O.Pらビッグネームが共演している。

 3位は、韓国の古典「春香伝(チュニャンジョン)」を、「春香」や彼女の恋人の「李夢竜(イ・モンヨン)」ではなく、「李夢竜」の下人、「房子(パンジャ)」の視点で描いた『房子伝』。俳優のキム・ジュヒョク(房子役)や、チョ・ヨジョン(春香役)、リュ・スンボム(李夢竜役)が繰り広げる、大人向けの恋物語。韓国を代表するシナリオ作家から映画監督に転身したキム・デウ監督2作目の作品。


◆書 籍◆

 昨年韓国で大ベストセラーとなった「お母さんをお願い」の作家、申京淑(シン・ギョンスク)の新作小説「どこかで私を呼ぶ電話のベルが鳴って」が1位に。昨年5月からインターネット書店サイトで約半年間にわたり連載された作品。4人の男女が経験する愛の喜びと喪失の痛み、不安と孤独の瞬間を描いた成長小説であり、青春小説、そして恋愛小説だ。

 また、サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で韓国の16強入りに貢献したチームの主将であり中心選手である朴智星(パク・チソン)の自叙伝「自分を捨てる」が7位に。韓国人初の英プレミアリーガーとして、名門マンチェスター・ユナイテッドでレギュラーを張る朴智星。サッカー選手としては決して恵まれた体格ではないが、ピッチ上では自分が持つすべてを投じる献身的プレーで、そうした欠点を克服してきた朴智星のサッカー人生と普段の姿に迫った一冊。

 そして、ユニークな想像力と卓越した才能を持つ小説家、李外秀(イ・ウェス)の「我不流 時不流」が8位に。140字以内のつぶやき(短文)をネット上で投稿したり閲覧したりできる「ツイッター」に掲載した約2000本の文章から、323本をピックアップして一冊にまとめた。それぞれの文章には、「時間と私、そして永遠に」をテーマに描いた59カットを収録して、本に込められたメッセージを効果的に表現している。


◆音 楽◆

 音楽活動だけでなく、ドラマ、ミュージカルなど大活躍の男性5人組イケメングループSS501の最新作「Destination」からのリードトラック「Love Ya」が1位に輝いた。スティーブン・リー作曲で、壮大なオーケストラと切ないピアノストリングスに加え、ヘヴィーなビートの調和が印象的な一曲だ。

 2位は昨年、「Nobody」で韓国人アーティストとして初めて米ビルボードTOP100にランクインする快挙を果たしたWonder Girlsの「2 Different Tears」。現在、韓国と米国を忙しく行き来している彼女たちの待望のニューシングル。さらにパワーアップしたパフォーマンスで、再び韓国の音楽シーンに旋風を巻き起こしている。

 3位はツイン・ギター&ボーカルからなる実力派イケメン4人組バンド、CNBLUEの2ndミニアルバム「BLUELOVE」からのリード曲「LOVE」。韓国でのメジャーデビュー前には、日本に音楽留学し、ストリートライブやクラブなどで、インディーズ・バンドとして経験を積んだ。先月末には日本公演を行い、チケットがすべてソールドアウトになる大盛況ぶりだった。

 昨年、3rdアルバム「Sorry Sorry」で韓国のみならずアジアを席捲し、名実と共にトップアイドルグループになったSUPER JUNIORの約1年半ぶりとなるニューアルバム「BONAMANA」からの同名トラックが4位にランクイン。10位にはメンバー・イェソンのソロ曲「お前じゃなきゃだめだ」が入った。