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2014/04/25

<韓国文化>東アジアの古代文化交流

  • 東アジアの古代文化交流①

    キトラ古墳壁画の四神から「白虎」(奈良文化財研究所提供)

  • 東アジアの古代文化交流②

    キトラ古墳壁画四神から「玄武」 (奈良文化財研究所提供)

  • 東アジアの古代文化交流③

    キトラ古墳壁画四神から「朱雀」(奈良文化財研究所提供)

  • 東アジアの古代文化交流④

    重要文化財「菩薩立像」 飛鳥時代・法隆寺蔵、写真提供・小学館

  • 東アジアの古代文化交流⑤

    重要文化財「千手観音立像」平安時代 寿宝寺蔵

 古代東アジアの文化交流を現代に伝える展示会が相次いで開催される。東京・上野の東京国立博物館では特別展「キトラ古墳壁画」が開催中。同じく上野の東京藝術大学美術館では、「法隆寺 祈りとかたち」が26日から開催。京都の京都国立博物館では特別展覧会「南山城の古寺巡礼」を開催中だ。

 特別展「キトラ古墳壁画」は、奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末~8世紀初め)の極彩色壁画を、特別公開する展覧会。「四神」のうち白虎・玄武・朱雀、獣の頭に人の体を持つ「十二支」のうち、子(ね)・丑(うし)が展示される。

 キトラ古墳は直径13・8㍍の円墳。83年に石室の盗掘穴からファイバースコープを挿入し、北壁に描かれた玄武を発見。その後も古代中国で玄武とともに四方を守護する四神とされた朱雀、白虎、青龍のほか、天井に描かれた天文図を発見。

 白虎や青龍が中国の比較的新しい図様を取り入れているのに対し、朱雀の図像は幾分古い要素を示し、特に朝鮮半島の古い墓室の壁画と様式に共通点があるとされている。


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