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2016/03/18

<韓国文化>公益財団法人韓昌祐・哲文化財団 学術研究など8件授与

  • 公益財団法人韓昌祐・哲文化財団 学術研究など8件授与

    「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」の第10回助成証書授与式(中央右が韓昌祐理事長、同左が祥子夫人)

 「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」(韓昌祐理事長=マルハン会長)の第10回助成証書授与式(2015年度)が14日、東京・四谷の韓国文化院で開かれた。今年度は各分野から8件に助成金が授与された。

 助成証書授与式では韓昌祐理事長が、米国留学中に不慮の事故で亡くなった韓理事長の長男、哲さんの遺志を引き継いで財団を始めた経緯などを話し、「韓日両国が未来へ向けて仲良くなることが私の夢だ。そのためにも相互理解を進めることが大切だ」と話した。

 来賓あいさつでは伊吹文明・衆議院議員(元衆院議長)が、「国民レベルの文化交流が進むことが両国の良い関係作りに大切で、財団の活動に期待したい」と話した。

 各受贈者の発表では国立ハンセン病資料館学芸員の金貴粉さんが、「在日3世として、在日のハンセン病患者がどう生きてきたか調査・研究を深めたい」と語った。

 同財団は1990年、韓昌祐理事長により「財団法人 韓国文化研究振興財団」として設立。

 2005年、学術・文化などの研究に加え、芸術・スポーツなどの分野にも助成範囲を広げることを目的に「財団法人 韓哲文化財団」に名称変更。12年に内閣府公益認定等委員会から認定を受け、「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」となった。


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