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2017/03/17

<韓国文化>公益財団法人韓昌祐・哲文化財団 歴史研究など8件授与

  • 公益財団法人韓昌祐・哲文化財団 歴史研究など8件授与

    「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」の第11回助成証書授与式(中央左が韓昌祐理事長、同右が祥子夫人)

 「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」(韓昌祐理事長=マルハン会長)の第11回助成証書授与式(2016年度)が14日、東京・四谷の韓国文化院で開かれた。今年度は各分野から8件に助成金が授与された。

 助成証書授与式では韓昌祐理事長が、米国留学中に事故で亡くなった韓理事長の長男、哲さんの遺志を引き継いで財団を始めたことなどを述べ、「韓日両国が相互理解と友好親善を深め、未来へ向けて仲良くなることが大切だ。今後も財団を通して両国の役に立ちたい」と話した。来賓あいさつでは衆議院議員の伊吹文明・元衆院議長や河村建夫・元内閣官房長官から、今後更なる財団の活動に期待が寄せられた。

 次に助成受贈者の一人である仲尾宏・京都造形芸術大学歴史遺産学科客員教授が基調講演を行い、朝鮮王朝から徳川幕府に送られた外交使節団、朝鮮通信使が東アジアの平和に果たした役割などについて述べた。

 同財団は1990年、「財団法人 韓国文化研究振興財団」として設立。05年、学術研究などに加え、芸術・スポーツなどの分野にも助成範囲を広げることを目的に「財団法人 韓哲文化財団」に名称を変更。12年に内閣府公益認定等委員会から認定を受け、「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」となった。


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