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2017/06/16

<韓国文化>日本で活躍する韓国人画家紹介

  • 日本で活躍する韓国人画家紹介

    李元淑さんの「誕生」(キャンバスにアクリル、146×146㌢)

 日本で活動している韓国人美術家たちを応援し、彼らの作品を紹介する「コリアン アーティスト イン ジャパン」展シリーズ2が、東京・四谷の韓国文化院で開催中。また特別展「元暁法師―日本が見つめた新羅・高麗仏教―」が、神奈川県横浜市の神奈川県立金沢文庫で23日から始まる。

 「コリアン アーティスト イン ジャパン~日本で活躍する韓国人美術家6人のシリーズ展」2では、4人の美術家を紹介する。

 金在檉(キム・ジェジョン)さんは、層雲、山奥の風景、霧などの「自然」を素材として用いて、その「リズム感」をメディアで表現するメディアアート。釜山生まれ。東亜大学絵画科学部卒業後、筑波大学芸術専攻博士課程修了。茨城県つくば美術館で個展開催。

 李元淑(イ・ウォンスク)さんは、彫って刷り又彫って刷る、後戻りの一切できない潔い手法で木版画を制作。作品の色は母国の余韻を残しつつ、次第に普段見ている日本の色に近づいてきている。釜山生まれ。慶星大学校芸術学部絵画科卒業。弘益大学美術学部版画科卒業。多摩美術大学博士後期課程美術研究科を修了。鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞、日仏現代国際美術展会長賞など受賞。

 文芝瑛(ムン・チヨン)さんは、映像・ドローイングなど多様な素材と手法を駆使し、最近は映像インスタレーションを通して、個人と社会との関係性に着目した『船シリーズ』を発表。

 釜山生まれ。釜山大学校芸術大学美術学科卒業。同大学彫刻専攻大学院卒業。新羅大学校美術理論及批評専攻大学院卒業。九州大学芸術工学府博士前期課程修了。

 崔恩景(チェ・ウンギョン)さんは、目の前で起きている出来事の微細な動きや変化を言葉にしようとする作業から絵画作品を制作。

 ソウル生まれ。韓国ソウル首都女子師範大学油絵科卒業。1982年来日以後東京藝術大学大学院油絵科博士課程修了。女流画家協会展2回受賞など。


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