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2017/11/24

<韓国文化>韓日中の若手アーティストを支援

  • 韓日中の若手アーティストを支援

    自作の説明をする宋耎姝さん

 韓日中の多摩美術大学学生の作品を紹介する「多摩美術大学×Challenge Art in Japan 2017 #TAMABI_HAKASE展」が東京・四谷の韓国文化院で開催中。また「三つの秋―韓国作家3人展」が東京・六本木のヒデハルフカサクギャラリーロッポンギで開かれている。

 韓国文化院は韓日両国の大学生交流をより深めるため、美術大学に在学している韓国人留学生と日本人学生の交流展として2012年から「Challenge Art in Japan」展を開催している。

 6回目となる今年は、多摩美術大学の博士後期課程によって企画され、韓国・日本・中国の学生を中心に、韓国文化院と同大学の共同で、同展を開催。同課程在学中の学生13人と助手2人による制作と理論を交えた独創的な研究を背景に、一人一人が自らの視点で今の社会を表現した現代アートを展示した。

 建畠晢・多摩美術大学学長は、「韓国文化院という国際的な文化交流の拠点で展覧会を開催できることは、学生たちの今後の活動に大きく寄与すると思う」と語った。

 金現煥(キム・ヒョンファン)・韓国文化院長は、「韓日中の学生が参加することで、同展は東アジアの若手アーティストの交流の場になった。将来は世界で活躍してほしい」と述べた。

 韓国からは5人の学生が参加。宋耎姝(ソン・ヨンジュ)さんは、水の中で輝く光と反射、屈折されて映し出される海の中の世界とその中の生命体などを表現。朴常希(パク・サンヒ)さんは吉祥の意味合いを持つ韓国の民画をモチーフに、現代的なシンボルと融合して日常のささやかな幸福を表現した作品を発表した。


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