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2018/09/14

<韓国文化>高麗青磁の新たな魅力を紹介

  • 高麗青磁の新たな魅力を紹介

      重要文化財「青磁陽刻 龍波濤文 九龍浄瓶」高麗時代・12世紀 
      高33・5㌢ 大和文華館所蔵(写真 六田知弘)

 韓国陶磁の魅力を知る展覧会が、各地で開かれている。特別展「高麗青磁―ヒスイのきらめき」は大阪市立東洋陶磁美術館(大阪市)で、「白磁 Joseon White Porcelains」展は日本民藝館(東京)で、30周年記念特別展「鄭詔文と高麗美術館」は高麗美術館(京都市)で開催。

 特別展「高麗青磁-ヒスイのきらめき」は、東洋陶磁美術館が所蔵する高麗青磁を中心に約250点の作品により、高麗青磁の新たな魅力を紹介する。

 高麗青磁は高麗王朝(918~1392)の滅亡とともに姿を消し、人々にも忘れさられた、いわば「幻のやきもの」だった。高麗王朝の滅亡から約500年の時を経た19世紀末から20世紀初頭にかけて、高麗の王陵をはじめとする墳墓や遺跡などが掘り起こされ、高麗青磁は再び世に現れた。翡翠のきらめきにも似た美しい釉色の高麗青磁は、瞬く間に当時の人々を魅了し、その再現品もつくられるなど、一躍脚光を浴びた。

 高麗王朝では仏教が国教となったが、同時に道教も盛んだった。一方、中国から喫茶や飲酒文化が伝えられ王室や貴族、寺院で大いに流行する。こうして祈りの場や儀礼、喫茶具や飲酒具などに用いられるものとして高麗青磁が誕生し、独自の発展を遂げた。

 今年は高麗王朝建国1100周年にあたり、


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