◆若く有能な映画作家たちに期待◆
19年から20年にかけて、いつになく慌ただしい年末年始を過ごすことになった。
それというのも、前年に続き19年にも、アテネ・フランセ文化センターで、「韓国インディペンデント映画特集」が12月18日から21日まで開催され、富川映画祭出品作品から選りすぐりの6篇が上映された。また、これに先だち11月30日から12月13日までシネマヴェーラ渋谷で、「金綺泳生誕100年」と銘打った特集が組まれ、「異端の天才」と呼ばれた彼の主要作品のほかに、『誤発弾』と『ノダジ』(いずれも61年)の2篇が、同時代作品として紹介された。
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