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2023/03/10

<韓国文化>韓国・中国陶磁の美に触れる

  • 韓国・中国陶磁の美に触れる

    《青磁象嵌 竹鶴文 梅瓶》韓国 高麗時代 12世紀後半-13世紀前半 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション)
    写真:六田知弘

 韓国陶磁と中国陶磁の名品を紹介する「特別展大阪市立東洋陶磁美術館安宅コレクション名品選101」が、18日から泉屋博古館東京(東京・六本木)で開催される。

 世界有数の東洋陶磁の名品を所蔵する大阪市立東洋陶磁美術館の中核をなすのが、安宅産業株式会社の会長だった安宅英一氏(1901~94)の美意識によって収集された961点におよぶ東洋陶磁からなる「安宅コレクション」である。

 従来の伝統的な価値観や枠組みにとらわれることなく、安宅英一という一人の芸術家的な眼をもった収集家によって築かれたコレクションで、国宝《飛青磁花生》《油滴天目茶碗》に代表される優れた中国陶磁143点、高麗・朝鮮時代を代表する作品を数多く含む韓国陶磁791点を中心に構成されている。


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