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2020/04/17

<トピックス>切手に見るソウルと韓国 第111回 石窟庵と仏国寺                                                 郵便学者 内藤 陽介 氏

  • 切手に見るソウルと韓国 第111回 石窟庵と仏国寺                                                 郵便学者 内藤 陽介 氏

    「石窟庵と仏国寺」がユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されたのを記念して97年に発行された切手シート

 日本ではお釈迦様の誕生日は西暦4月8日で固定されているが、アジア諸国ではそれぞれの伝統的な暦で祝うため、毎年、西暦の日付は異なっている。ちなみに、釈迦の誕生日は、インド暦の2月に相当するヴァイシャーカ月の満月の日としか記録がないため、中国では旧暦の2月15日が釈迦の誕生日とされていた。わが国の場合は、これをもとに、明治以降の太陽暦の採用で4月8日という日付が設定されたわけだ。

 クリスチャンが人口の3割弱を占める韓国だが、仏教徒も15%ほどおり、


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