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2002/11/08

<週間ダイジェスト>10月31日~11月6日

31日 ■10万㌧の肥料支援完了

 統一部は、今年9月13日から開始した北朝鮮に対する10万㌧の肥料支援が完了したと明らかにした。これに対し北朝鮮の朴チャンリョン・経済協力推進委員会委員長が「韓国国民に感謝する」との電話通知文を送ってきたきたという。北朝鮮が韓国の支援に電話で謝意を表したのは初めて。

1日 ■面会所の年内着工に合意

 金剛山で開かれた南北赤十字会談の実務者協議で、離散家族の面会所を年内に着工することで合意した。北朝鮮側は、面会所の設置場所として温井里を提案、収容人員を1000人規模にしたいと伝えた。

2日 ■金大統領の二男に実刑

 企業から口利きの見返りとして25億ウオンを受け取ったとして、あっせん収賄罪に問われた金大中大統領の二男・金弘業被告に対し、ソウル地裁は、懲役3年6カ月、罰金5億ウオン、追徴金5億6000万ウオンの実刑判決を言い渡した。

3日 ■大統領候補の1本化提案

 大統領選挙の投票日を来月19日に控え、ソウル選挙対策本部の発足式であいさつした民主党の盧武鉉候補は、新党を結成して大統領選への出馬準備を進めている鄭夢準議員(大韓サッカー協会会長)に対し、候補の一本化を呼びかけた。

4日 ■韓中日首脳が会談

 東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に参加するためカンボジアを訪問した金碩洙・国務総理は、中国の朱鎔基首相、小泉純一郎首相と韓中日首脳会談を行い、北朝鮮の核問題について協議した。金総理は、「北朝鮮の核開発は、東アジア全体に影響を与える深刻な問題で、国際協力が必要だ」と強調、中日首脳もこれに同調し、3カ国が連携し、北朝鮮に核開発計画の破棄を働きかけていくことで一致した。

5日 ■鄭夢準氏が新党旗揚げ

 鄭夢準議員は、大田市で結党大会を開き、「国民統合21」を正式に旗揚げした。鄭氏は、民主党との大統領候補一本化について、「国民が望むなら応じる」との姿勢を示した。

6日 ■南北経済協力委で核放棄促す

 南北経済協力推進委員会の第3回協議が平壌でスタート。尹鎮植・韓国側首席代表は基調演説で、「核開発の即時放棄」を訴え、一刻も早い平和的解決を北側に求めた。