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2003/10/31

<週間ダイジェスト>10月23日~10月29日

29日 ■全人代委員長が訪朝

 中国共産党ナンバー2の呉邦国・全国人民代表大会常務委員長が北朝鮮を訪問した。呉委員長は、金正日総書記らと会談し、次回の6カ国協議を早期に受け入れるよう説得する。

28日 ■6カ国協議、12月中旬までに

 尹永寛・外交通商部長官は、記者会見し、北朝鮮が米の「安全保証」文書化を考慮する姿勢をみせており、遅くとも12月中旬までに6カ国協議を開きたいと語った。

27日 ■黄元書記が米国訪問

 黄・元北朝鮮労働党書記がディフェンス・フォーラム基金の招きで米国を訪問した。黄元書記は、ケリー国務次官補らと会談するほか、米議会の公聴会で、北朝鮮の人権問題などについて証言する。

26日 ■金容淳書記が死去

 朝鮮中央通信は、金容淳・朝鮮労働党書記が死去したと報じた。6月に交通事故に遭い、入院治療を受けていたという。金書記は、対韓国、対日外交を担当していた人物で、92年には初の朝米高官会談に臨むなど、外交で活躍した。享年69歳。

25日 ■「安全保証」で北が米と接触

 朝鮮中央通信は、ブッシュ米大統領が示した北朝鮮に対する「安全保証」文書化について、「考慮する用意がある」と述べ、国連代表部を通じて米側と接触していることを明らかにした。北は不可侵条約の締結に固執してきたが、方針を転換したもようだ。

24日 ■盧大統領が帰国

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合への出席とシンガポール公式訪問を終え、盧武鉉大統領が帰国した。盧大統領は、APEC首脳会合で各国首脳から韓国の対北朝鮮政策への支持を取り付けるなど、大きな成果をあげた。

23日 ■北が兵器6000万㌦輸入

 韓国国防部は、北朝鮮が昨年、戦闘機や戦車用エンジン、通信装備など6000万㌦相当の兵器を輸入したと明らかにした。輸入先は、中国、ロシア、ドイツ、スロバキア、オーストリアなど。