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2003/07/04

<週間ダイジェスト>6月26日~7月2日

26日 ■ハンナラ党代表に崔秉烈氏

 野党ハンナラ党は、党大会を開き、新代表に崔秉烈氏(64)を選出した。崔・新代表は労働部長官、ソウル市長などを歴任したガチガチの保守派。このため、改革派の一部には離党の動きも出始め、混乱は避けられない見通しだ。

27日 ■離散家族が再会

 徐英勲・韓国赤十字社総裁を団長とする第7回離散家族再会団が北朝鮮の金剛山を訪れ、北の肉親と対面した。再会を果たしたのは102歳の呉ドクスンさんら99人で、半世紀ぶりに離ればなれになった家族と抱き合い、喜びの涙を流した。

28日 ■国鉄労組がスト突入

 全国鉄道労働組合が早朝からストに突入、旅客と貨物輸送に大きな影響が出た。ストには5000人以上の組合員が参加し、首都圏で50%以上、地方では70%の列車が運休となった。ストは30日に収拾した。

29日 ■KEDO事務局長が訪韓

 北朝鮮での軽水炉事業を展開している韓半島エネルギー機構(KEDO)のカートマン事務局長が韓国を訪れ、尹永寛・外交通商部長官らと会談した。同事務局長は、北朝鮮の核問題が長期化すれば、軽水炉事業が廃止される可能性もあると述べた。

30日 ■開城で工業団地着工式

 韓国土地公社と現代峨山は、北朝鮮の開城で工業団地の着工式を行った。現代の構想では、2007年までに330万平方㍍を造成し、繊維、情報通信などの韓国企業を誘致する。

1日 ■北朝鮮に人権改善促す

 韓国国会は本会議を開き、北朝鮮に対して人権の改善を求める決議を賛成多数で採択した。決議は、国際的な人権規範を順守し、人権侵害に関する情報の提供などを呼びかけている。

2日 ■第3回南北実務協議を開催

 南北の鉄道と道路の連結問題を話し合う第3回南北実務協議が京畿道坡州市で始まった。朴ジョンソン・鉄道局長を首席とする北朝鮮代表団は、バスで非武装地帯を通り、韓国入りした。