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2003/06/27

<週間ダイジェスト>6月19日~6月25日

19日 ■黄長ヨプ氏の訪朝許可へ

 国会の情報委員会に出席した高・国家情報院長は、黄長ヨプ・元北朝鮮労働党書記の訪米問題に関して答弁し、「米国務省から黄氏の身辺の安全保障に関する書簡を受け取った。韓米当局の調整が終わり次第、黄氏の米国訪問を許可する」と明らかにした。

20日 ■胡主席、対話で北の核問題解決

 民主党の鄭大哲代表が中国を訪問し、胡錦濤主席と会談した。胡主席は、「北朝鮮の核問題は忍耐強く対話で解決しなければらない」と述べた。

21日 ■北朝鮮に食糧支援

 政府は、南北協力基金から1676億ウオンを拠出し、北朝鮮に食糧支援を行うことを決定した。国産米40万㌧を早ければ今月末から北に向け船積みする。食糧は借款供与とし、年利1%、10年据え置き、20年償還の条件で北朝鮮に返済してもらうことになっている。

22日 ■露が協議の場を提供

 ロシアのプーチン大統領は、英BBCとのインタビューで北朝鮮の核問題にふれ、「ロシアが協議の場を提供する用意がある」と表明した。プーチン大統領は、北朝鮮を国際社会に組み込めば、社会体制や国家機構に変化が起きると述べた。

23日 ■北への送金疑惑、捜査打ち切り

 盧武鉉大統領は、北朝鮮への不正送金疑惑問題について、「特別検察チームの報告を検証した結果、送金疑惑事件の捜査は完了した。これで捜査を終結してほしい」と述べた。検察側は捜査延期を要請したが、盧大統領は拒否した。

24日 ■ハンナラ党が党員選挙

 野党ハンナラ党の新しい代表を選ぶ党員選挙が全国の党支部で行われた。代表候補には崔秉烈、姜在渉、金ヒョンウ、金徳龍、徐清源、李在五の各氏が出馬した。26日の党大会で代表を正式決定する。

25日 ■1億㌦は南北頂上会談の見返り

 北朝鮮への5億㌦の不正送金疑惑を捜査していた特別検察チームは、「5億㌦のうち1億㌦は、政府が北側に提供を約束したもので、南北頂上会談との関連性は否定できない」と発表した。