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2004/12/10

<週間ダイジェスト>12月2日~12月8日

8日 ■「親日法」国会に上程 

 国会・行政自治委員会は、「日帝強制占拠下親日反民族行為真相究明に関する特別法改正案」を国会に上程した。同改正案によると、大統領、最高裁長官、国会が指名する11人の調査委員で構成された大統領直轄の真相究明委員会を設置する。

7日 ■靖国参拝中止決議を国会提出 

 与党ウリ党を中心にハンナラ党、民主労働党、新千年民主党の超党派議員79人が、小泉首相の靖国神社参拝中止と韓国人合祀取り下げを求める決議案を国会に提出した。議員らは「A級戦犯を祀る靖国神社に小泉首相と閣僚が今後も参拝し続ける意思を表明していることに深刻な憂慮を表明する」としている。

6日 ■カンニングで226人の成績無効に 

 修学能力試験(大検)をめぐる携帯電話を使った集団カンニング事件で、教育人的資源部は不正をした受験生226人の成績を無効にすると発表した。警察の捜査は続いており、さらに処分者が増えるもようだ。

5日 ■金大中前大統領がマレーシア訪問 

 金大中前大統領は、第2回東アジアフォーラムに出席するため、マレーシアのクアラルンプールを訪れた。金前大統領は同フォーラムの開会式で「東アジアと韓半島」をテーマに特別演説を行う。また、アブドラ・バダウィ・マレーシア首相らと会談した。

4日■ 6カ国協議再開に難色 

 北朝鮮の外務省スポークスマンは、「現在の状況で6カ国協議を再開しても、なにも成果は得られない」と述べ、6カ国協議への参加に難色を示した。また、「われわれは何も急ぐ必要がなく、第2次ブッシュ政権の政策を忍耐強く見守りたい」と述べた。

3日 ■脱北者の出国禁止 

 政府は、国内でスパイ活動をしている疑いのある脱北者数百人に対し、旅券の発給を中止し、出国禁止措置を講じた。これは、韓国に滞在する脱北者が北朝鮮に戻り、工作訓練を受けたあと、再び韓国に入国していたことがわかったため。

2日 ■ハンナラ党が党名変更へ 

 ハンナラ党は党運営委員会を開き、来年初めにも党名を変更することを決議した。これに伴い、党員と一般国民を対象に新しい名称を公募する。ハンナラ党の朴槿惠代表は、「党の改革方針を打ち出すとともに、党名も変え、心機一転、躍進をめざしたい」と抱負を語っている。