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2005/10/07

<週間ダイジェスト>9月29日~10月5日

5日■文ウリ党議長、首相の靖国参拝にクギ 

 与党ウリ党の文喜相議長(代表)が日本を訪問、小泉純一郎首相を首相官邸に表敬し会談した。文議長は、6月の韓日首脳会談で盧武鉉大統領が言及した靖国神社に代わる新たな戦没者追悼施設建設を改めて要請した。会談後、文議長は記者団に対し、「首相が靖国に参拝すると複雑な問題が生じる」と述べ牽制した。

4日■6カ国協議後にも米朝接触 

 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補は、9月下旬の第4回会合の終了後に、ニューヨークで米朝当局者が複数回接触したことを明らかにした。ヒル次官補は、11月上旬に予定されている第5回会合の地ならしのため、今後も接触を続ける考えを示し、自身の訪朝計画について今月下旬までに結論を出すと述べた。

3日■尚州市で将棋倒し事故 

 慶尚北道尚州市の市民運動場で午後5時40分ごろ、MBCテレビの番組「歌謡コンサート」を見ようと集まった観客が開場と同時に会場になだれ込み、将棋倒しとなったお年寄りら11人が群集の下敷きになって死亡、44人がケガした。現場には約1万人の市民が集まり、市民運動場入り口で開門を待っていた。

2日■北朝鮮、市場での穀物販売中止 

 国連の世界食糧計画(WFP)は、緊急報告書を発表し、北朝鮮当局が今月1日から総合市場での穀物の販売を中止し、配給制度を強化していると明らかにした。北朝鮮は食糧不足に陥った90年代半ばから国の配給を減らす代わりに市場での食糧取引を認める政策を推進してきたが、これに伴ってコメ価格が固定相場の20倍を超え、貧しい人民が飢えるという結果を招いた。今回の配給強化は、コメ価格の安定を図るのがねらいとみられる。

1日■バリ島テロで韓国人6人が負傷 

 インドネシアのバリ島で3件の同時自爆テロが発生し、22人が死亡、130人以上が負傷した。負傷者の中には韓国人女性6人が含まれている。1人は目に破片が刺さり重症で手術を受けた。残り5人は軽傷で、うち4人は3日に帰国した。

30日■IAEA理事国に再選 

 オーストリアのウイーンで開かれていた第49回国際原子力機関(IAEA)年次総会は、ノルウェーやエジプトなど10カ国とともに韓国をIAEA理事国に再選した。任期は2年。また、北朝鮮の完全核放棄に合意した第4回6カ国協議の成果を歓迎する決議文を全会一致で採択した。

29日■新駐米大使に李泰植次官 

 盧武鉉大統領は、洪チャンヒョン・駐米大使の後任に、李泰植・外交通商次官を内定した。慶尚北道慶州出身で60歳。ソウル大外交学科を卒業後外交通商部に入り、韓半島エネルギー開発機構(KEDO)事務次長、駐イスラエル大使、駐英大使などを歴任。