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2005/08/19

<週間ダイジェスト>8月11日~8月17日

17日■金雨植・大統領秘書室長が辞意 

 青瓦台(大統領府)の金晩洙報道官は、金雨植・大統領秘書室長が盧武鉉大統領に辞表を提出したと明らかにした。金室長は、延世大総長から昨年2月に秘書室長に抜てきされ、1年6カ月間、大統領を補佐してきた。

16日■北の代表団が国会訪問 

 8・15民族大祝典に参加するためソウルを訪れている北朝鮮代表団が、史上初めて韓国の国会を訪問した。金己男代表(祖国平和統一委員会副委員長)ら約20人が国会を訪れ、金元基・国会議長、与野党指導部らと昼食を共にし、交流を深めた。

15日■光復節で422万人を特赦

 政府は、光復節(解放記念日)60周年を記念し、公職選挙法違反者と道路交通法違反者など約422万人の特別赦免を実施した。これによって、02年の大統領選挙時の不正資金事件に関与した鄭大哲、李相洙元議員ら政治家13人が復権したほか、金大中前大統領の子息二人が赦免された。しかし、金泳三元大統領の二男は、上告審の最中で、赦免対象から除外された。

14日■北朝鮮代表が参加し民族大祝典開催 

 解放60周年を記念した「8・15民族大祝典」が、ソウル上岩洞のワールドカップ競技場で開幕、開会式には、韓国の国民と在外同胞、北朝鮮の政府関係者と民間代表らが参加した。参加者は競技場付近の約1㌔の道路を練り歩く民族統一大行進を行い、南北統一をアピールした。

13日■拉致漁民が脱北し家族と再会

 1975年に北朝鮮に拉致された漁師・高明燮さん(61)が北朝鮮を脱出し、30年ぶりに故郷の江原道江陵市で家族との再会を果たした。高さんは75年8月にイカ釣り漁船で東海で操業中、乗組員30人とともに北朝鮮に拉致された。

12日■韓中外相が北京で会談

 潘基文・外交通商部長官が北京を訪れ、李肇星・中国外相と会談し、北朝鮮の核問題と6カ国協議について意見を交換した。潘長官は、先ごろ鄭東泳・統一部長官が「北朝鮮の平和的核利用を認めるべきだ」と発言した問題で、「韓米間に意見の違いがあると誤解されるのは好ましくない」と弁明した。

11日■北の核平和利用認めるべき

 鄭東泳・統一部長官は、ダウムとのインタビューで、「北朝鮮が核拡散防止条約(NPT)に復帰し、国際原子力機関(IAEA)の査察を受けるなら、核の平和利用は当然の権利だ」と述べ、米の「すべての核放棄」と異なる見解を表明した。