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2006/09/08

<週間ダイジェスト>8月31日~9月6日

6日■韓日外務次官が会談 

 柳明桓・外交通商部次官が、韓国を訪れた谷内正太郎・外務事務次官と韓日戦略対話を行った。今回は、靖国問題などで途絶えている首脳外交の復活、北朝鮮の核問題と国際情勢など、両国の関心事について意見を交換した。韓日戦略対話は今回が3回目。

5日■宋旻淳室長が訪米 

 宋旻淳・統一外交安保政策室長が、今月14日に予定されている盧武鉉大統領の訪米の事前調整のため米ワシントンを訪問した。宋室長は、ライス国務長官やハドリー大統領補佐官(国家安全保障担当)など外交当局者と会談し、韓米首脳会談の議題について詰める。

4日■ソウルで韓日EEZ境界画定交渉 

 韓国と日本の第6回排他的経済水域(EEZ)境界画定交渉が2日間の日程でソウルで行われ、双方が独島(日本名・竹島)の領有権をめぐる従来の主張を変えなかったため議論は平行線をたどった。韓国側は、EEZ画定基点を鬱陵島から独島に変更することを提案。これに対して日本側は、東シナ海の鳥島を主張し対立した。

3日■中国が金総書記を招請 

 聯合ニュースによると、中国の胡錦濤主席が北京の北朝鮮大使館を通じ、金正日総書記の訪中を要請した。首脳同士の直接対話によって、北朝鮮のミサイル発射に対する国連安保理の非難決議に中国が賛成した7月以降、冷え込んでいる中朝関係を打開するのがねらいとみられる。

2日■タイで脱北者6人逮捕 

 脱北者6人と、彼らの手助けをしていた支援者一人が、タイ北部のスリチェンマイ地域で逮捕された。脱北者は20-30代の女性5人と生後6カ月の男児で、この中には妊娠も含まれているという。

1日■教育副総理に金信一氏が内定 

 盧武鉉大統領は、空席となっている副総理兼教育人的資源部長官に金信一・ソウル大学教育学部名誉教授(65)を内定した。金名誉教授は忠清北道清州市出身。ソウル大教育学部を卒業後、米ピッツバーグ大学で博士号(教育学)を取得。ソウル女子大教授、ソウル大学教育学部教授を歴任。

31日■ヒル次官補が韓中日を歴訪 

 米国務省は、6カ国協議の米首席代表を務めるクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が、韓国、中国、日本を相次いで訪問すると発表した。6カ国協議の共同声明採択(昨年9月19日)から1周年を迎えるのに際し、今後の対応策を話し合う。