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2006/06/23

<週間ダイジェスト>6月15日~6月21日

21日■金大中氏の訪朝延期 

 今月27日から予定されていた金大中・前大統領の北朝鮮訪問が延期になった。北朝鮮との実務協議に当たっていた丁世鉉・元統一部長官が記者会見し明らかにしたもので、「北朝鮮のミサイル打ち上げ問題で国際社会が緊張しており、現実的に訪朝は難しくなった」と述べた。

20日■駐韓米大使、金大中・前大統領と会談 

 バーシュボウ駐韓米大使が、金大中・前大統領を表敬訪問し、ミサイル発射実験など緊迫している北朝鮮問題について意見を交換した。金前大統領は、27日からの訪朝を予定しており、米側のメッセージを金正日総書記に伝えてくれるよう依頼したもようだ。

19日■林采正・国会議長を選出 

 国会は、臨時国会を招集し、任期2年の後期国会議長に与党ウリ党の林采正議員を選出した。林議員は、参加議員271票のうち247票を獲得し、対抗馬のウリ党・金徳圭議員(5票)、ハンナラ党・李相得議員(4票)、ウリ党・李竜熙議員(3票)らを退けた。臨時国会では、大法官(最高裁裁判官)候補者5人に対する人事聴聞会などを実施する。

18日■ハンナラ党臨時代表に金映宣議員 

 ハンナラ党は、朴槿恵代表の退任に伴って、党代表に金映宣議員を選出した。金議員は、7月11日に開かれる党大会で新代表が決定するまで、臨時の代表を務める。

17日■6カ国協議の早期再開提唱 

 南北共同宣言6周年を記念して光州でノーベル平和賞受賞者会議(光州サミット)が開かれ、北朝鮮の核開発放棄、6カ国協議の早期再開などを求めた「光州宣言」を採択した。サミットには、金大中前大統領、ゴルバチョフ・旧ソ連大統領らが参加した。

16日■ハンナラ党の朴槿恵代表が退任 

 ハンナラ党の朴槿恵代表が、2年3カ月務めた党代表を退任した。これは、大統領選挙の1年半前から党の要職と大統領候補を兼務することを禁じた党の規約に則ったもので、来年末の大統領選挙に向けて本格的な活動に入る見込みだ。

15日■ウリ党、「戦争の火炎」発言に遺憾 

 北朝鮮の外交平和統一委員会の安書記局長が「ハンナラ党が執権すれば…戦争の火炎に包まれる」と発言した問題で、与党ウリ党のスポークスマンは、「望ましくない」と遺憾の意を表明。詩人の金芝河氏ら各界人士10人も公開書簡で問題発言を取り消し、謝罪するよう要求した。