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2007/12/07

<週間ダイジェスト>11月29日~12月5日

5日■李明博候補の疑惑シロ

 検察当局は、ハンナラ党の李明博候補がかかわっていたとの疑惑が持たれているBBK株価操作事件について、「嫌疑なし」とする中間捜査結果を発表した。李候補は、汝矣島の党事務所で、「遅くなったが真実が明らかになり、幸いに思っている」と心境を述べ、「私のせいで国民のみなさんに心配をおかけし、大変申し訳なく思っている」と謝罪した。さらに、「これからは低姿勢で、国民に恩返しをする気持ちでがんばりたい」と決意を表明した。

4日■産業資源部長官が訪米

 金栄柱・産業資源部長官が、韓国への投資誘致と米議会での韓米自由貿易協定(FTA)の批准をはたらきかけるため米国を訪れた。金長官は、ワシントンで米議会の有力者と会い、韓米FTA批准に向けた韓国政府の取り組みを説明し、米議会での迅速な批准を求めた。また、ニューヨークで大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が主催する韓国投資環境説明会に出席し、米国の投資家を前に韓国経済の現況と投資メリットについて講演した。

3日■鄭夢準氏、李明博候補を支持

 現代重工業の会長で、大韓サッカー協会会長を務める鄭夢準議員(無所属)が、ハンナラ党に入党、李明博候補を支持すると表明した。鄭議員は、前回の大統領選挙に立候補し、盧武鉉氏との候補者一本化を受け入れたが、投票日直前になって支持を撤回した。それ以来、盧武鉉政権とは距離を置いてきた。今回、若者などに人気が高い鄭議員が李明博陣営に加わったことで、選挙戦に大きな影響が出るもようだ。

2日■南北鉄道の運行時間決定

 統一部によると、南北鉄道運営共同委員会第1回会議で、11日に開通する韓国(ムンサン駅)と北朝鮮(鳳東駅)を結ぶ京義線貨物列車の運行時間を決まった。それによると、列車は機関車1両、貨車10両、乗務員用車両1両の合わせて12両構成で、週末を除く毎日午前9時に韓国の都羅山駅を出発し、北朝鮮の板門駅に向かう。復路は午後2時に板門駅を出発し、韓国側に戻る。鳳東駅に建設中の貨物ターミナルが完成していないため、当面は板門駅までの運行となる。

1日■離散家族再会400組に

 金剛山で開かれた第9回南北赤十字会談で、韓国と北朝鮮は離散家族の面会を年400組に増やすことで合意した。また、来年の「南北共同宣言8周年」を記念して金剛山で南北それぞれ100人ずつの特別面会を実施することを決めた。このほか、ビデオレターの交換についても、2008年に南北それぞれ20家族で実施し、その後は、面会が実現したした家族を対象に120家族に広げる。

30日■ミャンマー労働者受け入れ

 労働部によると、李相洙長官とミャンマーのアウン・チー労働相兼連絡担当相がミャンマー人労働者の派遣・受け入れに関する了解覚書(MOU)を締結したと明らかにした。これに伴って、早ければ2008年5月からミャンマー人労働者の韓国での雇用が可能になる見通しだ。現在、韓国に滞在しているミャンマー人は約2500人と推計されている。

29日■金総書記の側近が訪韓

 金正日総書記の側近で、北朝鮮の対南(韓国)担当責任者である金養建・労働党統一戦線部長が陸路で韓国入りした。今回の韓国訪問は、李在禎・統一部長官の招待によるもので、12月1日まで滞在し、李長官や金万福・国家情報院長と会談。また、青瓦台(大統領府)に盧武鉉大統領を表敬訪問した。このほか、慶尚南道・巨済の大宇造船所などの産業施設も視察した。