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2007/06/01

<週間ダイジェスト>5月24日~5月30日

30日■ソウル地方警察庁長に魚清秀氏 

 政府は、ハンファグループの金升淵会長による暴力事件に関連して引責辞任した洪永基・ソウル地方警察庁長の後任に魚清秀・警察大学学長を内定した。警察大学の学長には鄭ボンチェ・全羅南道地方警察庁長が昇格する。

29日■ソウルで南北閣僚級会談 

 第21回南北閣僚級会談がソウルのホテルで4日間の日程で始まった。前回の会談以来3カ月ぶりで、韓国側は李在禎・統一部長官、北朝鮮側は権虎雄・内閣責任参事が団長を務める。韓国側は先月17日に試運転を実施した京義線・東海線の南北鉄道の定期運行や軍事的緊張緩和問題について提起した。

28日■盧大統領、モンゴル大統領と会談

 盧武鉉大統領は、韓国を訪れたモンゴルのエンフバヤル大統領と青瓦台(大統領府)で会談し、両国の相互協力をうたった21項目の協定文を発表した。これに基づき、韓国は対外経済協力基金(EDCF)から2600万㌦を借款供与し、このうち600万㌦は無償援助で、モンゴルの家畜疾病予防や災害防止に充てる。

27日■ウリ党離党議員ら新党設立準備委発足 

 与党開かれたウリ党の所属議員と同党から離党した議員ら約20人が、新党の結成委に向け「大統合新党設立準備委員会」を立ち上げた。同準備委の委員長には、鄭大哲・ウリ党顧問と金徳圭議員が就任し、文学振、姜昌一、蔡スチャン、李源栄の各議員が幹事を務める。

26日■鄭東泳氏が金大中・前大統領と会談 

 鄭東泳・ウリ党前議長が、金大中・前大統領の自宅を訪問し、南北情勢などについて意見を交換した。鄭氏は、大統領選出馬に意欲を示しており、今回の訪問は、金前大統領の支持基盤である湖南地域の支持を取り付けるのがねらいとみられる。

25日■洪永基・ソウル地方警察庁長が辞任 

 ソウル地方警察庁の洪永基庁長が、金升淵・ハンファグループ会長の暴力事件と関連して辞意を表明した。警察によると、捜査の遅れに対する批判や、ハンファグループによるロビー疑惑で責任を取った。

24日■北朝鮮とニカラグアが国交回復

 平壌放送が、駐ニカラグア大使に徐在明氏を任命したと伝えた。これによって両国の外交関係が17年ぶりに復活した。北朝鮮は、オルテガ革命政権が誕生した79年にニカラグアと国交を結んだが、90年のチャモロ政権発足に伴い、国交を断絶した。