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2016/09/02

<週間ダイジェスト>8月25日~8月31日

31日■韓仏国交樹立130年の記念行事終了

 韓国とフランスの国交樹立130年(6月4日)を記念する「2015~16韓仏相互交流の年」のイベントとしてフランスで昨年9月に始まった「韓国の年・イン・フランス」が終了した。文化体育観光部は、この1年にパリやリヨンなど63都市で文化をはじめ、政治や経済、教育などさまざまな分野で約200の行事を開催、延べ226万人のフランス人が韓国文化に触れたと発表した。

30日■元慰安婦12人が損賠求め政府提訴

 昨年末の旧日本軍慰安婦問題をめぐる韓国と日本の合意は不当だとし、韓国人慰安婦被害者12人が韓国政府を相手取り、損害賠償を求める訴訟をソウル中央地裁に起した。慰安婦被害者を支援する市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」が主導する「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団」が明らかにした。12人は慰安婦問題をめぐる韓国と日本の合意は11年の韓国憲法裁判所の決定に反するもので、精神的・物的な損害を受けたとして、1人当たり1億㌆(約900万円)の損害賠償を求めた。

29日■韓米海軍、韓半島海域情報共有へ

 韓米海軍当局は、北朝鮮の潜水艦の脅威に対応するため、海底の地形や潮流など、海中の各種の情報を共有することにした。平時には北潜水艦の位置を追跡し、有事の際に北の潜水艦を撃沈するためには、韓米両軍の情報共有が欠かせないためだ。対象となるのは、北の潜水艦基地がある新浦港周辺海域はもちろん、韓半島周辺海域全体だ。韓米海軍は毎年、韓半島周辺海域で北潜水艦に対応する訓練を実施しているが、今後はSLBMを搭載した北潜水艦を探知、識別、撃沈する訓練を集中的に実施する。

28日■安哲秀氏、大統領選へ出馬を宣言

 第2野党「国民の党」の安哲秀前代表が光州で記者懇談会を行い、「政治を変え、国民の暮らしを変え、時代を変えるという使命を、国民の党を中心に必ずや政権交代するという使命を胸に深く刻み、私のすべてを捧げる」と述べ、事実上来年の大統領選出馬を宣言した。安氏は「改革勢力は韓国の未来で、来年の大統領選は過去と未来の対決になる」とし、大統領選で政権交代にとどまらず政治交代、世代交代、体制交代を成し遂げる必要があると強調した。

27日■「共に民主党」新代表に秋美愛氏

 最大野党「共に民主党」は、ソウル市内で全党大会を行い、新代表に国会議員の秋美愛氏(57)を選出した。60年余りの歴史を持つ同党で、保守系の支持基盤となっている大邱出身の女性代表が誕生するのは初めて。秋氏は盧武鉉・元大統領派や前代表の文在寅氏に近い「親文派」の支持を受けていた。「親文」指導部が発足したことで、党内の主流となった親文派は今後勢力を拡大し、次期大統領選候補者選びにも影響を与えそうだ。

26日■外交部次官が中南米3カ国歴訪

 林聖男・外交部第1次官がチリ、アルゼンチン、コロンビアを訪問し、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応で連携の拡大を模索する。林次官は訪問国の外相らとの会談の席で、北朝鮮が国際社会の警告を無視し潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射など挑発を続けていることを説明する。また、国連安全保障理事会決議の履行などを通じた北朝鮮に対する国際社会の制裁と圧迫の努力に持続的に賛同するよう要請する予定だ。

25日■大統領、知的所有権機関代表と面談

 朴槿惠大統領は、青瓦台(大統領府)で世界知的所有権機関(WIPO)のフランシス・ガリ事務局長と会談し、「創造経済」(産業と産業、文化と産業を融合させ付加価値や雇用、成長エンジンを生み出す経済政策)を新しい枠組みとして推進しているとし、「アイデアが起業や雇用創出につながるよう、知識財産の保護を通じた創造経済の体系を構築している」と話した。